(2024-11-06) 第1回 OpenArm勉強会を開催しました!

イベント概要

2024-11-04(月) 18:30から、第一回OpenArm勉強会が秋葉原のHIラボで開催されました。

「OpenArm勉強会」は、ロボットアームやハンドの製作とその活用について、座談会やLT(ライトニングトーク)形式で学ぶための場です。オープンソース技術を積極的に活用し、低コストで実用的な協働ロボットを開発・運用するための知識や技術を共有するコミュニティです。

この勉強会では、参加者が知見や経験を持ち寄り、共に学び合うことで、新たな技術革新や発見を目指しています。

HIラボの紹介

勉強会の会場であるHIラボは、3Dプリンタや電子工作ツールを備えたファブスペースを提供するイベントスペースです。最大50〜60名の収容が可能で、プロジェクターや長机が完備され、電子部品の調達にも便利な立地にあります。勉強会やセミナーのほか、即売会など多目的に利用できるスペースです。

OpenArm勉強会とHIラボの紹介 (森大二郎)

主催であるレアゾンHI研究所所長 森大二郎による「OpenArm勉強会とHIラボの紹介」では、OpenArm勉強会の目的の説明と、勉強会が開催される場所「HIラボ」について紹介がありました。

ALOHAとバイラテラル制御 (土岐勇介さんパート)

名古屋工業大学・HI研究所の土岐勇介さんは、ロボットアーム「ALOHA」の概要紹介と、バイラテラル制御の概説、ALOHA上でのバイラテラル制御実装結果を紹介しました。

ALOHAとバイラテラル制御 (赤見坂篤記さんパート)

名古屋大学・HI研究所の赤見坂篤記さんは、「ALOHA」のより詳細なスペックや、ALOHAの制御に用いられるACT(Action Chunking with Transformers)について紹介し、HI研究所で行ったペットボトルキャップ開けなどの動作学習実験の結果を披露しました。

LTセッション 花守拓樹さん

ユカイ工学株式会社の花守拓樹さんは、OpenArmプロジェクトのハードウェア設計において、安全性・逆駆動正・量産性の3つの要件を満たすために行った工夫を、フォロワー・リーダーアームそれぞれに分けて紹介しました。

LTセッション ぷらぎあさん

ぷらぎあさんは、2024/11/3(日)に開催された「技術書典17」で頒布された技術書、「外注サービスを活用した-現代版-趣味のロボット製作 ~ロボットアーム製作実例を添えて~」の内容について紹介を行いました。

ぷらぎあさんがロボットアームの製作にあたって利用しているmeviy・PCBWAY・JLCPCB・BEST CARBONの4つのサービスについて、それぞれの特徴を紹介しました。また、切削加工についての知識や、ロボットアームの設計についても紹介しました。

ぷらぎあさんの技術書「外注サービスを活用した-現代版-趣味のロボット製作 ~ロボットアーム製作実例を添えて~」の電子版は以下のリンク先で購入することができます。

今後の開催予定

勉強会の今後の開催情報は、レアゾンHI研究所のXアカウント もしくはレアゾンHI研究所のDiscordの#openarmにて随時更新していきますので、お見逃しなく!

参加された皆さん、ありがとうございました。次回のOpenArm勉強会でお会いしましょう!